【YOKE】 2023年春夏コレクションが始まりました
YOKE/ヨークの2023年春夏コレクションが始まりました。
23SSのテーマは、『にじむ』。
20世紀アメリカの画家ヘレン・フランケンサーラーの作品の特徴である『ステイニング』という手法の作風からインスピレーションを受けたそうです。
※『ステイニング』とは、下塗りしていないキャンバスに薄く溶いた絵の具を染み込ませる手法の作風のこと。
薄く溶いた絵の具が滲みグラデーションで薄くなり、絵の具が直接キャンバスに浸透し異なる色彩が接点を求めるかのように融合しあう。
そんなヘレン・フランケンサーラーの作品の中でも、彼女がステイニングを使った最初の作品であり代表作でもある1952年制作『Mountains and Sea (山々と海)』の薄い緑や薄い青などの淡い色彩や、その後の作品の力強いカラーリング、イエロー・グリーン・ブルーをラインナップに使用しています。
ヨークがアートをテーマにするようになったのは3シーズン目(2019年秋冬)から。
小さなころから絵を描くのが好きで、美大にも通われていたことから、自分なりの服へのアプローチの仕方として、アーティストの作風や色味などをコレクションに落とし込んだそうです。
ヨーク2023年春夏コレクションのファーストデリバリーは、
“SHEEP SUEDE COVERALL JACKET (SAND YELLOW)”
こちら1点のみとなります。
(他の商品も入荷しておりましたが、紹介前に売れてしまいました)
YOKE
“SHEEP SUEDE COVERALL JACKET”
color : SAND YELLOW
size : 2
¥101,200 tax in
肉厚でありながら柔らかいシープスエードを使用したカバーオール。
ヘレン・フランケンサーラーの作品のように、黄色が滲んだような淡いカラーリングも魅力的。
今求めてるレザーはこれくらい抜け感・隙がある一枚です。
女性が大きめに羽織っているのも素敵かと。
「モノがヒトをつなぎ、ヒトがヒトをつなぎ、ヒトがモノをつなぐ 」
ヨークのコンセプトとなる言葉通り、寺田さんは”つながり”をとても大切にしています。
“1着の服がお客さまに届くまでに、何十人もの人が関わり、その仕事がつながって洋服は出来上がっています。工場からお客さままでをつなぐことがブランドの仕事であり、そこを強く意識しながらデザインから生産まで自身の目の届く範囲での物作りを心掛けている。また、ブランドのアイテムがいろんな人たちにつながっていって欲しいという思いを込めている”
と寺田さんは語ります。
私たちセレクトショップに立つ人間も同様に、様々な想いが込められた各ブランドのアイテムを、目の前の誰か一人に繋げています。
自分の言葉で100を語ることは決してできませんが、60でも70でも、出来る限りの言葉でヨークを、寺田さんを、テーマになったアーティスト・作品たちを皆さんに繋げていけたらと思っています。
私がヨークを通じて、素敵な写真家や作家さんと出逢えたように。